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【ハースF1】チームメートの同士討ちはもう「受け入れられない」

2019年07月15日(月)19:34 pm

ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーが、先週末にシルバーストン・サーキットで行われたF1第10戦イギリスGPでロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンが同士討ちを演じたことに対して怒りをあらわにした。

●【決勝レース結果】2019年F1第10戦イギリスGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

今季のハースにはここまでのところ昨年コンストラクターズランキング5位となった強さは見られない。

ピレリの2019年仕様タイヤに苦しんでいるのがその最大の理由だと考えられているが、現時点ではわずか16ポイントしか獲得できておらず、ランキングも9番手に沈んでいる状態だ。

そうした中、先週末のイギリスGP予選はグロージャンが14番手、マグヌッセンは今季最悪の16番手という結果だった。さらに、決勝ではスタート早々にこの2人が同士討ちをしてしまい、結局2台ともにリタイアとなってしまった。

「我々のドライバーが戦いに持ち込んだ最高のものはシャベルだったよ。我々が陥っている穴をさらに深く掘るためのね」

デンマークの『BT』紙にそう語ったシュタイナーは、自分たちのドライバー同士のクラッシュによりダメージを負ったマシンが戻ってきたときには「自分の目が信じられなかった」と嘆き、やはり2人が接触して順位を落としていた第5戦スペインGP決勝に言及しながら次のように続けた。

「バルセロナ(スペインGP)の後、彼らにはああいうことをしてはならないと明確な指示が出されていたんだ」

「受け入れられないよ。チームは困難な状況に置かれており、全員が問題を解決しようとあらゆる努力を払っている。そしてここでついにいい見通しが出てきていたところだったんだ」

シュタイナーはイギリスGP決勝後に2人のドライバーたちとはすでに話をしたことを認めている。

「彼らは何も言わなかったよ。話していたのは私だけだった。そして、それにはそれほどの時間は必要なかった」

「彼らはどちらにも問題がある。私は彼らの説明を聞いてみたいと思うかもしれないし、そう思わないかもしれない」

そう語ったシュタイナーは次のように付け加えた。

「これからその問題を一晩寝かせて考えなくてはならない。そして、どうすべきか、その答えを出すことになる。どこかの時点でけじめをつけるしかないからね」

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