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【予選レポート】ホンダ勢3台がQ3進出 フェルスタッペンは2列目グリッド確保/F1イギリスGP

2019年07月13日(土)23:56 pm

2019年F1第10戦イギリスGPが7月13日(土)、シルバーストン・サーキット(全長5.891km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間22時)から行われた予選でメルセデスのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得した。今季4回目、通算10回目。

●【予選結果】2019年F1第10戦イギリスGPのQ1-Q2-Q3タイム、周回数

【予選Q1】クビアト無念のQ1敗退

18分間で行われたQ1では、フェラーリ勢だけがミディアムタイヤで最初のアタックに臨んでいく。順当に力のあるチームのドライバーたちが上位ポジションを占めていく中、ホンダエンジン勢はレッドブルのマックス・フェルスタッペンが5番手、ピエール・ガスリーが8番手、トロロッソ勢はアレクサンダー・アルボンが10番手、ダニール・クビアトが14番手に位置する。

全員のタイムが出そろった時点でハースのロマン・グロージャン、レーシングポイントのセルジオ・ペレスとランス・ストロール、ウィリアムズのジョージ・ラッセルとロバート・クビサがノックアウトゾーンの16番手以下に位置する状況となった。

Q1最後のアタックが開始されると、順位が再びシャッフルされていく。グロージャンとペレスが順位を上げる中、クビアトはペースが上がらず、ノックアウトゾーンに押し出されてしまう。クビアトは結局17番手でQ1敗退となってしまった。

フェルスタッペンは3番手、ガスリーは8番手、アルボンは12番手でQ2進出を決めた。Q1でトップタイムを刻んだのはルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、17番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、18番手ランス・ストロール(レーシングポイント)、19番手ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、20番手ロバート・クビサ(ウィリアムズ)。

【予選Q2】フェラーリが謎のタイヤ選択

15分間で争われたQ2では、メルセデス勢、レッドブル・ホンダ勢、そしてフェラーリのシャルル・ルクレールはミディアムタイヤでコースに入っていく。Q3に進出したドライバーはQ2でベストタイムを刻んだときに使用していたタイヤセットで決勝をスタートしなくてはならないため、トップチームのドライバーたちはレース戦略を有利にするためにミディアムタイヤでのスタートを目指すためだ。

ところが、トップ3チームの中で唯一フェラーリのセバスチャン・ベッテルだけがソフトタイヤで走行を開始する。しかし、ベッテルは8番手タイムにとどまった。

全員のタイムが出そろった時点でノックアウトゾーンの11番手以下に位置していたのは、アルボン、ペレス、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィとキミ・ライコネン、グロージャンだった。

Q2の残り時間が少なくなり、Q3進出をかけてアタックに臨んだアルボンは8番手に順位アップ。その後ほかのドライバーがタイム更新したことで順位を下げたものの10番手で第6戦モナコGP以来となる今季2度目のQ3進出を決めた。

一方、ミディアムタイヤでQ2を乗り切るのは確実と思われたルクレールがソフトタイヤに履き替えてトップタイムをマーク。もちろんこの時点でQ2での自己ベストを更新したことになり、決勝はそのソフトタイヤでスタートすることが確定。メルセデス勢、レッドブル・ホンダ勢がミディアムタイヤでQ2を切り抜けたことで、決勝ではトップ3チームのうちフェラーリの2台だけがソフトタイヤでスタートすることが確定した。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、12番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、13番手カルロス・サインツ(マクラーレン)、14番手ロマン・グロージャン(ハース)、15番手セルジオ・ペレス(レーシングポイント)。

【予選Q3】フェルスタッペンが2列目グリッドを確保

メルセデス勢、フェラーリ勢、レッドブル・ホンダ勢に加え、ルノーのダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグ、マクラーレンのランド・ノリス、トロロッソ・ホンダのアルボンによって争われた12分間のQ3では、まずアルボンが真っ先にコースに入るもアタックは行わずそのままピットへと戻る。

最初のアタックに臨んだハミルトンはセクター1で最速タイムを刻むものの、その後リアをスライドさせてタイムをロスしてしまう。ボッタスがそのハミルトンを上回るペースで走行し、1分25秒039の暫定ポールタイムをマーク。フェルスタッペンが3番手、ルクレールが4番手、ガスリーが5番手、ベッテルが6番手となった。

残り時間が少なくなり、Q3最後の戦いがスタート。だが、上位勢はうまくタイムを更新することができない。結局誰もボッタスの暫定ポールタイムを更新することができず、ボッタスが第5戦スペインGP以来となる今季4回目のポールポジション獲得が確定した。

10番手でQ3進出を決めていたアルボンはひとつ順位を上げ、今季の自己最高位となる9番手で予選を終えている。フェルスタッペンはルクレールにかわされて4番手、ガスリーはそれに続く5番手だった。フェルスタッペンは明日の決勝を2列目から、ガスリーは3列目からベッテルと並んでスタートすることになる。

■予選トップ10ドライバー

ポールポジション/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:25.093
2番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:25.099
3番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:25.172
4番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:25.276
5番手/ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ) 1:25.590
6番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:25.787
7番手/ダニエル・リカルド(ルノー) 1:26.182
8番手/ランド・ノリス(マクラーレン・ルノー) 1:26.224
9番手/アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ) 1:26.345
10番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:26.386

F1イギリスGP決勝は、明日の日本時間22時10分にスタートする。

●【予選ハイライト動画】メルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダの三つ巴の戦い/F1イギリスGP

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