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【FP3レポート】ガスリーが3セッション連続でホンダ勢トップ/F1イギリスGP

2019年07月13日(土)20:39 pm

2019年F1第10戦イギリスGPが7月13日(土)、シルバーストン・サーキット(全長5.891km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間19時)から行われたフリー走行3回目でフェラーリのシャルル・ルクレールがトップに立った。

●【FP3結果】2019年F1第10戦イギリスGPフリー走行3回目、タイム差、周回数

曇り空の下で開始された60分間のセッションだが、開始から8分ほどが経過したところで雨が落ち始める。数台のマシンが路面の水量が少ないときに使用するインターミディエイトタイヤでの走行を行うが、本格的な走行ではなくタイヤチェックのためのものだ。

セッションが折り返し点を迎えたころには雨もやみ、ドライバーたちがドライタイヤでコースに入り始める。

ドライバーたちが周回を重ねるにつれて路面の状態も改善されてゆくと順位ボードには徐々に好タイムが刻まれ始め、メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス、そしてルクレールがトップタイムを塗り替えあう展開となる。

セッションの残り時間が20分を切るあたりから本格的な予選シミュレーションが展開されてゆき、残り時間が17分となったところではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップに位置していたボッタスに次ぐ2番手に浮上。しかし、その直後にハミルトンがトップタイムを塗り替えるなど、順位ボードの名前がシャッフルされていく。

残り時間が15分となった時点ではメルセデス勢が1-2体制を築き、それにフェルスタッペンとピエール・ガスリーのレッドブル・ホンダ勢が続き、その下5番手6番手にフェラーリのルクレールとセバスチャン・ベッテルが続く形となった。

だが、セッション終盤に各ドライバーが新品ソフトタイヤに交換して最後の予選シミュレーションを開始すると、ここでルクレールが昨年のハミルトンのポールポジションタイムに100分の1秒と迫る1分25秒905をマークしてトップに浮上。その後ベッテルも2番手タイムを刻み、フェラーリが1-2体制を築いていく。

ハミルトンも最後のアタックで自己ベストを刻むがフェラーリ勢にはわずかに届かず3番手にとどまった。レッドブル・ホンダはガスリーが最後にフェルスタッペンのタイムを上回って4番手に浮上。フェルスタッペンは5番手で予選前最後のセッションを終えている。

今季ここまで苦戦が続いているガスリーだが、イギリスではここまでの3セッション全てでフェルスタッペンを上回る結果を残しており、この勢いを予選にも持ち込めるかどうかに注目が集まりそうだ。

トップのルクレールから3番手ハミルトンまでは100分の5秒差以内にひしめきあう大接戦となっており、このあと行われる予選でも白熱した戦いが期待される状況となっている。

トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは10番手タイムを刻み、今週末ここまでの3セッション全てでトップ10入りを果たし、第6戦モナコGPに次ぐ今季2回目の予選Q3進出の期待が膨らんでいる。チームメートのダニール・クビアトは13番手だった。

■フリー走行3回目トップ10ドライバー

トップ/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:25.905
2番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:25.931
3番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:25.954
4番手/ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ) 1:26.118
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:26.440
6番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:26.456
7番手/ランド・ノリス(マクラーレン・ルノー) 1:26.689
8番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:26.945
9番手/ダニエル・リカルド(ルノー) 1:26.965
10番手/アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ) 1:26.976

F1イギリスGP予選は、このあと日本時間22時にスタートする。

●【FP3ハイライト動画】ガスリー、トップと0.2秒差の4番手/F1イギリスGPフリー走行3回目

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