レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、マックス・フェルスタッペンはすでに現役最高F1ドライバーの域に到達していると主張した。
ホーナーはこのほどフェルスタッペンの母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に対し、次のように語った。
「過去12か月に目を向ければ、最高のクルマを手にしていないにもかかわらず、彼が現在最高のドライバーだよ」
かつては速いものの安定感に欠けるという指摘もあったフェルスタッペンだが、ホーナーは2018年のF1第7戦カナダGP移行、基本的にフェルスタッペンは「全くミスを犯していない」としている。
今回ホーナーがこうしたコメントを行うに至った背景には、フェルスタッペンがメルセデスへの移籍を考えているのではないかとのうわさがささやかれていることがあるのかもしれない。
ホーナーは次のように続けている。
「彼はレッドブルにとって重要な資産だし、我々は彼にF1タイトルを争えるだけのクルマを与えなくてはならない」
ホーナーはさらに、昨シーズン限りでダニエル・リカルドがチームを離脱してルノーへ移籍したことにより、フェルスタッペンがレッドブル内で確固たるナンバー1ドライバーの位置につき、その役割を完璧に担っていると主張している。
「マックスはリーダーの役割を引き継ぎ、それに伴う責任も担っている。彼はさらに成熟度を増し、集中できるドライバーへと成長したよ」
そう語ったホーナーは次のように付け加えている。
「リカルドはユーモアのセンスに優れた素晴らしい人柄を持っていたし、マックスは常に少しばかりその陰に隠れていた。だが、今ではそれも大きく変わったよ」