レッドブル・ホンダのフェルスタッペンも主張「F1イギリスGPがないカレンダーは想像できない」
現在のF1を代表する人物たちが、伝統的なF1サーキットであるシルバーストンがF1カレンダーから消えることがあってはならないと語った。
2017年に契約解除条項を行使して今年限りで契約を解除することを発表したシルバーストンだが、最近の報道によれば2020年以降に向けた新契約締結がほぼ確実な状況となってきているようだ。
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、もしもシルバーストンで行われるF1イギリスGPがカレンダーから抜け落ちるようなことになれば、それは「悲惨」なことだと語り、次のように付け加えた。
「シルバーストンはグランプリレースの発祥の地だからね」
仮にシルバーストンとの新契約締結がまとまらなかった場合、F1オーナーのリバティ・メディアはイギリスGPをロンドンの市街地サーキットもしくはロンドン郊外で行う案も検討していると考えられている。
そのことについて訪ねられたホーナーは次のように答えている。
「それがうまくいくとすれば本当にロンドンでやる場合だけだよ。ダゲナム（ロンドン郊外の地区）では話にならないね」
「シルバーストンでのレースを損なうことがない限り、1回だけロンドンでレースをするというのであれば面白い考えだがね」
イギリス出身の現F1チャンピオン、ルイス・ハミルトン（メルセデス）も、「究極のレースサーキット」であるシルバーストンでのレースがなくなればF1の本質がかなり失われてしまうことになるだろうと主張し、シルバーストンでのイギリスGP存続のために「戦う」つもりだとしている。
今年5年目のF1シーズンを迎えているレッドブルのマックス・フェルスタッペンもシルバーストンで行われるイギリスGPを毎年楽しみにしているとし、次のように付け加えた。
「素晴らしい高速コーナーがたくさんあるのが好きなんだ。僕はイギリスGPがないF1カレンダーなんて想像できないよ」
