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レッドブルはガスリー不振の“本当の理由”を知っているはずだとミカ・サロ

2019年07月08日(月)18:40 pm

今季のF1第9戦オーストリアGPでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が今季初優勝を飾り、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を抜いてドライバーズランキング3番手に浮上した。

だが、その一方でチームメートのピエール・ガスリーは苦戦が続いており、現時点ではランキングこそ6番手に位置しているものの、フェルスタッペンとはすでに83ポイントもの差がついてしまっている。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ここまでのガスリーのパフォーマンスは「受け入れられない」と語り、夏休みを迎えるまでに調子を上げることができなければシート確保も難しいだろうと示唆している。

実際のところ、ガスリーのシート喪失のうわさはシーズン序盤からささやかれており、レッドブルは今季トロロッソ・ホンダでF1復帰を果たしたダニール・クビアトとガスリーを入れ替えるのではないかと言われてきている。

だが、フィンランド出身の元F1ドライバーであるミカ・サロは、なぜガスリーがうまくパフォーマンスを上げることができていないのか、そこには自分たちが知らない何らかの理由があるはずだと考えている。

最近、F1公式タイヤサプライヤーであるピレリが供給する2019年仕様タイヤに苦しむチームたちが、2018年仕様のものに戻すことを提案したものの、必要な票を集めることができずに否決されたことが伝えられた。

現行2019年タイヤの継続使用を支持したメルセデスのトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)は、その際レッドブルがとりわけガスリーが2019年仕様のタイヤにうまく熱を入れることに苦しんでいると主張していたことを明かしている。

サロは、実際のところこれほどフェルスタッペンとの差が開きながらも依然としてガスリーがレッドブルに留まっていられるということは、その低パフォーマンスにはガスリーの能力以外の理由があるという証拠だと考えている。

「レッドブルはこういう場合、いつもすぐに対応するものなんだ」

母国フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』にそう語ったサロは次のように続けた。

「もし誰かうまくやれない者がいれば、彼らは(出ていくための)ドアを示すものさ」

「私は、レッドブルは我々が知らない何かを知っているのだと思う。チーム内では、彼らはガスリーが抱えている問題が何なのかが分かっているはずだよ。だから、彼はまだあそこにいるんだ」

「これまで決して彼は遅いドライバーではなかったからね」とサロは結んでいる。

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