マーカス・エリクソンが、インディカーにはF1にない“本当のレース”があると語った。
スウェーデン出身ドライバーである28歳のエリクソンだが、昨シーズン限りでザウバーのシートを失い、今季はアメリカにわたってインディカー・シリーズに参戦している。
今季もアルファロメオと名前を変えた旧ザウバーのアンバサダー兼リザーブドライバーを務めているエリクソンは、今週2日(火)にレッドブルリンクで行われたピレリのタイヤテストに参加し、久々にF1マシンのステアリングを握っている。
だが、エリクソンはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、インディカーのレースの方がF1よりも面白いと次のように語った。
「本当のレースがあるんだ」
「ほかのクルマの後ろを走るのはF1より百万倍も簡単だしね。唯一、自分だけで走っているときにはF1のパフォーマンスが恋しくなるよ。パワーとダウンフォースはF1の方がずっと大きいからね」
今季インディカーの中堅チームであるシュミット・ピーターソン・モータースポーツから参戦しているエリクソンは、全17戦で行われる2019年シーズンが10レースを終えた時点でランキング15番手に位置している。