元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤが、もしFIA(国際自動車連盟)から要請があれば喜んでF1競技委員を務めるつもりだと語った。
●【決勝レース結果】F1オーストリアGPのタイム差、周回数、ピット回数
今年は第7戦カナダGPと先週末に行われた第9戦オーストリアGPにおいて優勝のゆくえに関わる微妙な審議裁定が行われ、これに関しては賛否両論さまざまな意見がメディアを賑わせている。
だが、誰もが共通してあげているのが、もっとF1にふさわしいルールが必要であり、一貫性のある裁定が必要だということだろう。
かつてウィリアムズとマクラーレンで活躍し、キャリア通算7勝をあげた記録を持つモントーヤは、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』から将来的にF1競技委員を務める可能性について訪ねられると次のように答えた。
「もちろんそれは興味深いだろうね」
「正直なところ、彼ら(FIA)がまだ僕に要請してきていないことに驚いているんだ」
1999年のCARTチャンピオンであり、インディ500も2度制しているコロンビア出身のモントーヤはアグレッシブかつ強引なレースをすることで知られていた。
オーストリアGP決勝でトップチェッカーを受けたものの終盤にシャルル・ルクレール(フェラーリ)をオーバーテイクする際に両者が接触していたことからそれが審議対象となり、順位が正式に確定するまでかなりの時間を要してしまったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、モントーヤが競技委員になるのは大歓迎のようだ。
「彼はタフなレーサーだったし、彼が競技委員になるのは間違いなくいいことだよ」
そう語ったフェルスタッペンは次のように付け加えた。
「僕は彼のことを自分の仲間だと思っているよ」