F1オーストリアGP決勝レースで、開幕から8連勝していたメルセデスを止めたのがレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だったことで、ダニエル・リカルド(ルノー)には少しばかり後悔の念が生まれてきているかもしれない。
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うわさによればリカルドが昨年限りでレッドブルを離脱してルノーへ移籍することを選んだのは、ホンダに対する不信感があったのもひとつの理由だったと考えられている。
しかし、2018年にはレッドブルで2勝をあげたリカルドだが、今季は第7戦カナダGPでの6位がベストリザルトで、先週末のオーストリアでは12位に終わっている。
昨年までチームメートだったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップチェッカーを受けたのを見てどう感じたかとオーストリアGP決勝後に質問されたリカルドは微笑みを浮かべながら「12位になりたくはなかったと感じたよ」と答えると、次のように続けた。
「今週末の僕たちのクルマは何かがおかしかった。マクラーレンも同じエンジンなのに彼らの方がダウンフォースを稼げているし、クルマの効率もいい。そして彼らの方がストレートでも速いんだ」
「シルバーストン(第10戦イギリスGP/14日決勝)に向けてその理由を突き止めて修正できることを願っているよ」
そう語ったリカルドは、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツの名前を出しながら、次のように付け加えている。
「マックスは素晴らしいレースをしたね。それはF1にとってもいいことだよ。僕は今日の朝早くマテシッツさんを見かけたんだけど、彼もうれしいだろうね」
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