F1第9戦オーストリアGP決勝レース(レッドブルリンク)で、厳しい戦いを強いられたメルセデス。開幕からここまで8連勝をしてきたが、その連勝を止めたのはフェラーリではなくレッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンだった。
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メルセデスはオーバーヒートという問題を抱えており、放熱対策をしたものの、残す手段は「アクセルを緩めるだけ」という厳しいものだったという。他のチームはそれほど苦しんでいないことから、これから暑い夏を迎えるにあたり、早急に対策が必要になるだろう。
一方で、F1らしい素晴らしいレースを見せてくれたフェルスタッペンとシャルル・ルクレール(フェラーリ)のバトルにはライバル勢も称賛しており、メルセデスのチーフレースエンジニアであるアンドリュー・ショブリンもまたその一人だ。
アンドリュー・ショブリンは、BAR時代(ブリティッシュ・アメリカン・レーシング)から第3期ホンダF1、ブラウンGPではジェンソン・バトンとチャンピオン獲得を経験してきており、ホンダとの繋がりもあったエンジニアだ。
そんなショブリンは「ホンダがスポーツ(F1)に復帰してから初めての優勝を見られて良かった。彼らは優勝するために一生懸命働いたからね、彼らにはこの瞬間を楽しんでほしいよ」と“ライバル”であり昔の仲間を讃えた。
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