【FP3レポート】ホンダ勢3台がトップ10 フェラーリが2セッション連続でトップ／F1オーストリアGP
2019年F1第9戦オーストリアGPが6月29日（土）、レッドブルリンク（全長4.318km）で2日目を迎え、現地時間12時（日本時間19時）から行われたフリー走行3回目でフェラーリのシャルル・ルクレールがトップに立った。
●【FP3結果】F1オーストリアGPフリー走行3回目のタイム差、周回数
60分で行われる予選前最後の練習セッションが開始20分に近づく頃からトップチーム勢が走行を開始し、まずはルクレールがトップに立ち、それにチームメートのセバスチャン・ベッテルが続いていく。
一方、ここで走行を開始したレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが無線で「パワーがない」と訴え、そのまままたピットへと戻ってしまう。
フリー走行2回目にクラッシュを演じた2台、メルセデスのバルテリ・ボッタスが2番手タイム、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3番に下がったベッテルに次ぐ4番手タイムを刻む。現F1チャンピオンのルイス・ハミルトン（メルセデス）はいったん4番手タイムを刻むも、その後またフェルスタッペンに逆転され、しばらく5番手に位置する展開となる。
セッションが3分の2を消化した時点でガスリーが走行を再開。まずは8番手タイムを刻む。
このタイミングでほとんどのドライバーが一番柔らかいソフトタイヤでの予選シミュレーションを展開していく。そしていったんはボッタスがトップタイムを塗り替えるものの、再びルクレールがそのタイムを更新してトップに立つ。ハミルトンも徐々にペースを上げるが、ルクレールのタイムには届かず2番手に留まる。
トップのルクレールはさらにタイムを短縮し、唯一1分03秒台に乗せていく。ガスリーはいったん6番手タイムを刻むものの、その後マクラーレンのランド・ノリスにタイムを上回られて7番手に下がってしまった。
セッション終盤はほとんどのドライバーがロングランに移行。結局ルクレールがフリー走行2回目から2セッション連続でトップに位置し予選に向けてかなり期待が持てる調子を維持している。
ホンダ勢はレッドブルのフェルスタッペンが5番手、ガスリーが7番手、トロロッソのダニール・クビアトが10番手、アレクサンダー・アルボンが11番手だった。
■フリー走行3回目トップ10ドライバー
トップ／シャルル・ルクレール（フェラーリ） 1:03.987
2番手／ルイス・ハミルトン（メルセデス） 1:04.130
3番手／バルテリ・ボッタス（メルセデス） 1:04.221
4番手／セバスチャン・ベッテル（フェラーリ） 1:04.250
5番手／マックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ） 1:04.446
6番手／ランド・ノリス（マクラーレン・ルノー） 1:04.986
7番手／ピエール・ガスリー（レッドブル・ホンダ） 1:05.152
8番手／カルロス・サインツ（マクラーレン・ルノー） 1:05.219
9番手／アントニオ・ジョビナッツィ（アルファロメオ・フェラーリ） 1:05.336
10番手／ダニール・クビアト（トロロッソ・ホンダ） 1:05.391
F1オーストリアGP予選は、このあと日本時間22時から始まる。
●【FP3ハイライト動画】混み合うコース、この後の予選にも影響か／F1オーストリアGP
