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苦戦が続くアルファロメオのジョビナッツィ「絶対にあきらめない」

2019年06月21日(金)5:17 am

アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)が、F1ドライバーとして成功するという目標に向けて「決してあきらめない」と語った。

イタリア出身のジョビナッツィだが、F1デビューを飾ったのは2017年のF1開幕戦オーストラリアGPだった。

フェラーリの育成ドライバーであったジョビナッツィは、当時はまだザウバーというチーム名称で戦っていたザウバーのパスカル・ウェーレインが負傷欠場となったことで急遽その代役として出走。予選ではチームメートのマーカス・エリクソンと僅差の16番手となると、7台がリタイアする荒れた展開となった決勝では12位完走を果たしている。

だが、続く第2戦中国GPも引き続きウェーレインの代役として出走するも、予選・決勝ともにクラッシュを演じてしまっていた。

2018年にはフェラーリとザウバーのリザーブドライバーを務めていたジョビナッツィだが、ついに今年はアルファロメオと名前を変えた旧ザウバーのシートを獲得。初めてF1フルシーズン参戦のチャンスを得ている。

だが、ジョビナッツィは予選も決勝もチームメートのキミ・ライコネンに差をつけられる苦しい状況が続いている。前戦F1カナダGPで初めてライコネンを上回る結果を残したものの、いまだに1ポイントも獲得できておらず、すでに13ポイントを獲得しているライコネンとの差は開いたままだ。

現時点で今季まだ1ポイントも獲得できていないのはジョビナッツィを除けばウィリアムズのジョージ・ラッセルとロバート・クビサの3人だけとなっている。

だが、先週ジョビナッツィにロレンツォ・バンディーニ賞が贈られたことが明らかになった。この賞は通常前年に活躍した若手ドライバーに与えられてきたもので、歴代受賞者にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソなど、そうそうたるメンバーが名前を連ねている。

ジョビナッツィはイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に次のように語った。

「受賞者名簿を見ると気が引けるよ。この賞を受けるのはすごく名誉なことだけど、それ以上に大きな責任を感じている」

「もっといい成績を残して、それに相応しいことを示す必要がある」

「僕はこれまでずっと懸命に取り組むことだけが大きな目標を達成する秘訣だと信じてきたし、今回もそれは何も変わらないよ」

「僕は決して自信を失うことはない。チームとして僕たちにはそれができることは分かっているからね」

そう語った25歳のジョビナッツィは次のように付け加えた。

「戦わなければすでに負けたも同然さ。僕たちは決してあきらめないよ」

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