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ベッテルのペナルティー「再検証」にはもう少し時間が必要か

2019年06月20日(木)18:59 pm

F1カナダGP決勝でフェラーリのセバスチャン・ベッテルに与えられたペナルティーの「再検証」にはもう少し時間がかかるようだ。

最近の報道によれば、フェラーリが提出した新証拠を元にF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の競技委員たちがベッテルのペナルティーを再検証し、F1フランスGP(23日決勝)開幕前日の20日(木)にもその結果が明らかにされるだろうとされていた。

だがその後、イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』が次のように報じている。

「FIAはそれ(再検証)を進めるとも、却下するとも明らかにしていない」

「マラネロ(フェラーリ本部)では可能な限り速やかにその件に関する対応が行われることを望んでいる。だが、デリケートな事項であり、全ての要素を検証する必要があることから、恐らくもう少し時間を要することになりそうだ」

『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』によれば、フェラーリは新証拠としてビデオ映像とテレメトリーデータを用意しており、それによってベッテルが故意にルイス・ハミルトン(メルセデス)に回避行動をとらせようとしたわけではなかったことを示すつもりだという。

現在フェラーリのスポーティングディレクターを務めるローラン・メキーは2017年までFIAのF1競技副委員長や安全対策責任者の職にあった人物だけにFIAの再検証手続きがどのように行われるのかをよく知っており、今回もかなり周到な準備をフェラーリが行ってきたものと考えられている。

『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』はさらに、「メルセデスがハミルトンの勝利を守るための準備をしていることも明らかだ」としており、こうしたことにより今回の再検証はカナダGPとフランスGPのFIA競技委員たちによるテレビ会議だけでは不十分だろうと推測している。

「今回は、会議も必要となるかもしれない」と『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』は付け加えている。

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