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キミ・ライコネン「アルファロメオのマシンは完璧にはほど遠い」

2019年06月12日(水)5:16 am

キミ・ライコネンが、アルファロメオには「スピードが足りない」と認めた。

●【決勝レース結果】F1カナダGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

2019年F1シーズンもここまでに7レースが終わり、中盤戦に入ってきている。今季からアルファロメオというチーム名で戦っている旧ザウバーだが、今年のプレシーズンテストでは高いパフォーマンスを示し、中団グループをリードするだけの力があるだろうと考えられていた。

そして、実際にシーズンが開幕すると、今季フェラーリから移籍したライコネンが4戦連続でポイントを獲得する安定した速さを示していた。

だが、第5戦スペインGP以降は目に見えてアルファロメオの相対的ペースが低下。ライコネンも3戦連続でノーポイントに終わっている。

今季アルファロメオのフルタイムドライバーを務めることになった実質的にはまだルーキーのアントニオ・ジョビナッツィがいまだノーポイントのこともあって、現在コンストラクターズランキングは9番手に沈んでいる。

ライコネンは先週末に行われたF1カナダGPの開幕前に「ここで以前のような位置に戻れることを期待している」と語り、次のように付け加えていた。

「大きな問題はないんだ。ただ、スピードが足りないだけさ」

だが、ライコネンの期待に反し、アルファロメオはカナダGPの舞台となったモントリオールでも復調の兆しは見られなかった。しかもライコネンは予選17番手・決勝15位に終わり、いずれもチームメートのジョビナッツィ(予選13番手・決勝13位)を下回る結果に終わってしまった。

「すごく困難な週末だったよ」

母国フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』にそう語ったライコネンは次のように続けた。

「まったくスピードが足りなかったし、クルマは完璧からはほど遠かった。いい感じで周回できたときもあれば、悪いときもあった。全然一貫性がなかったんだ」

アルファロメオは、フェラーリ同様プレシーズンテストではかなり高いパフォーマンスを示していた。しかし、両チームともに実際にシーズンがスタートするとテストのときの力が消えてしまっていた。

今季フェラーリとアルファロメオはよく似た空力コンセプトを採用しているが、実際にシーズンが始まり、気温が上がった状態ではそれがタイヤをうまく扱うことができない原因になっているのではないかと考えられている。

「誰もが同じタイヤを使っているんだ」

そう語った39歳のライコネンは次のように付け加えた。

「次のレースではいくつか新しいパーツを手にするはずだし、それによってまたポイント争いができるようになることを期待しているよ」

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