ジル・ヴィルヌーブサーキットでF1第7戦カナダGP決勝レースが開催され、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝、2位はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。
●【決勝レース結果】F1カナダGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■問題のシーン
チェッカーフラッグをトップで受けたのはベッテルだったが、5秒ペナルティを科せられたため2位に降格。2位でチェッカーフラッグを受けたハミルトンが1位となった。
48周目、トップを走行中のベッテルがターン4の進入でバランスを崩し、コースアウトした。グリーン上を走行後ふらつきながらコースに戻った際、すぐ後ろに迫っていたルイス・ハミルトン(メルセデス)と接触しそうになったもののポジションを守った。
レーススチュワードはこれを「危険な行為」と判断し5秒加算ペナルティを決定した。
無線を通じてペナルティを聞いたベッテルは、「グリーンを走行してからどこに戻ればいいの?」と憤りながら訴えたが、すでに裁定は下った後だった。
ゴール直後にはインタビューを受けずにスチュワードに訴えたベッテルは、マシンの前の「1位」と「2位」の立て看板を換えたり、表彰台でも納得のいかない表情だった。そんな状況を察したハミルトンはベッテルを表彰台の頂点に上げるなど気遣いをみせた。
後味の悪いレースとなってしまったが、もしあなたがレーススチュワードならどんな判断を下しただろうか?