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【FP1レポート】ホンダ勢、トップ10に1台のみ/F1カナダGP

2019年06月08日(土)1:03 am

2019年F1第7戦カナダGPが6月7日(金)、ジル・ビルヌーブ・サーキット(1周4.361km)で開幕。現地時間10時(日本時間23時)から行われたフリー走行1回目でルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップに立った。

●【FP1結果】2019年F1第7戦カナダGPのタイム差、周回数

セントローレンス川の中州に設けられたサーキットの路面はかなり荒れた状態で、F1マシンは土埃を巻き上げながらまずは慎重に周回を重ねていく。

多くのドライバーたちがここに持ち込まれたドライタイヤのうち中間に位置するミディアムタイヤでセッションを開始する中、メルセデス勢は一番柔らかいソフトタイヤで最初の走行プログラムに臨み、ハミルトンとバルテリ・ボッタスが交互にトップタイムを刻みながら当然のように1-2体勢を築いていく。

公式タイヤサプライヤーのピレリに1セットのタイヤ返却が義務づけられているセッション開始40分が経過し、その後ドライバーたちは2回目の走行プログラムを開始するが、ここでもほとんどのドライバーたちがミディアムを選択。路面状態が悪いこともあり、ショートランよりもロングランを中心としたプログラムを展開する。

セッションが3分の2を消化しようとするところでアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィがターン9でコントロールを失い、右側のウォールにクラッシュ。ジョビナッツィは左リアタイヤをパンクさせてストップし、ここでVSC(バーチャルセーフティカー)が導入された。

このターン8から9に至るシケインではブレーキングミスをしてショートカットしたり、縁石に乗ってクルマの挙動を乱したりするドライバーも多く、予選や決勝でも鬼門のひとつとなりそうだ。

セッション終盤も各チームはたんたんとロングランプログラムを展開。結局メルセデスの2台だけが1分12秒台に乗せるタイムを刻み、ライバルたちに大きな差をつけてカナダ最初のフリー走行を終えている。

ホンダ勢は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが4番手タイムを刻んだものの、チームメートのピエール・ガスリーは13番手、トロロッソのアレクサンダー・アルボンが16番手、ダニール・クビアトが18番手と、3台がトップ10入りを逃している。

■フリー走行1回目トップ10ドライバー

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:12.767
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:12.914
3番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:13.720
4番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:13.755
5番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:13.905
6番手/キミ・ライコネン(アルファロメオ) 1:13.945
7番手/カルロス・サインツ(マクラーレン) 1:13.973
8番手/ダニエル・リカルド(ルノー) 1:14.123
9番手/セルジオ・ペレス(レーシングポイント) 1:14.172
10番手/ケビン・マグヌッセン(ハース) 1:14.202

F1カナダGPフリー走行2回目は、このあと日本時間3時から始まる。

●【FP1動画】F1カナダGPフリー走行1回目ハイライト動画

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