ジル・ヴィルヌーブサーキットが行われるF1第7戦カナダGP(9日決勝)を前に、田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように意気込みを語った。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「今シーズン初の4台入賞という結果を得られたモナコでのレースを終え、次はいったんヨーロッパを離れてカナダに向かいます。
今回レースが行われるジル・ヴィルヌーブサーキットは、ロングストレートとタイトな低速コーナーが特徴で、パワーセンシティビティが高くパワーユニットの性能が重要になるトラックとして知られています。低速コーナー進入時のブレーキングで充電したバッテリーの電力をストレート区間に配分するのですが、ロングストレートを始め、それぞれの箇所にどのように配分していくかなどがキーになります。
ここまで、スペイン、モナコと、異なるタイプのサーキットでいいパフォーマンスを発揮できたことはポジティブに捉えています。ここカナダはまた別のタイプのサーキットですので、その特性に合わせた準備を進めています。
個人的には、1992年にゲルハルト・ベルガーとともに勝利を挙げた思い出がある場所です。今回もいい結果を得られればと思っています」