フェラーリのCEOを務めるルイス・カミレリがモナコ出身ドライバーのシャルル・ルクレールに謝罪した。
先週末のF1モナコGPはルクレールにとってフェラーリで迎える最初のホームレースだった。ルクレールは予選前最後のフリー走行ではトップタイムを刻むなど、徐々にペースを上げてきていた。
ところが、予選Q1終盤にフェラーリの戦略担当者はタイヤをセーブするためにルクレールに最後のアタックを行わせなかった。それまでに出していたタイムでQ1を突破できると読んだためだ。
しかし、思った以上に路面状況が改善し、ライバルドライバーたちがどんどんタイムを短縮。ルクレールは16番手に下がり、まさかのQ1ノックアウトとなってしまっていた。
ルクレールは激怒し、「とてもじゃないが受け入れられないよ。説明してもらわないと」とセッション後に語っていた。
こうした事態を受け、カミレリは次のように語った。
「我々は心から彼に謝罪する」
「重要なのは、こういうタイプの事件を再び起こしてはならないということだ」
「これはチーム側のミスであり、我々もそれを理解している」
そう語ったカミレリは次のように結んでいる。
「起きてしまったことはもう忘れ、メルセデスとのギャップを縮めるためにできることをすべてやっていく必要がある」