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【メルセデス】シーズン全勝は“現実的ではない”とトト・ヴォルフ

2019年05月29日(水)17:10 pm

メルセデスF1チームを率いるエグゼクティブディレクターのトト・ヴォルフが、2019年シーズンを全勝で終える可能性は小さいだろうと示唆した。

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メルセデスは現時点で現F1チャンピオンのルイス・ハミルトンが4勝、そしてチームメートのバルテリ・ボッタスが2勝をあげ、今季ここまでの6戦全てで勝利を納めている。

先週末に行われた第6戦モナコGPでは、ボッタスは不運もあって3位にとどまり、メルセデスの連続1-2フィニッシュは5レースで途切れてしまった。

しかし、ヴォルフは今シーズンのボッタスであれば、また反撃に転ずることも可能だと次のように語った。

「今年のボッタスは分かっているよ。これから挽回できるということをね。そしてモントリオール(次戦カナダGP/6月9日決勝)にはこれまで以上にいい状態で入ることができるだろう」

だが、ヴォルフは今季残りの15レースも全て勝利で終えることは難しいだろうと次のように続けた。

「いや、そう考えるのは現実的ではないよ」

「我々は謙虚であり続けなければならないし、両足をしっかりと地につけておかなくてはならない。口先だけの話ではなく、それが我々の持つメンタリティーなんだ」

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、今季もメルセデスがタイトルをとるのは間違いないだろうが、さすがに全レースで勝利できるとは考えていないようだ。

メルセデスがシーズン全勝を達成するのではないかと質問を受けたホーナーは次のように答えた。

「それは疑問だね」

「決してないとは言えない。だが、そうなったら素晴らしい成果だね。はっきりしているのは、今年はメルセデスのための選手権だということさ。彼らは最大限のポイント獲得に非常に近いところまで行くだろう」

一方、ホーナーの同僚であるレッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、次戦カナダGPではフェラーリにもチャンスがあるだろうと考えている。

「パワーの面からすれば、フェラーリはあそこではもっと(優勝に)からんでくるだろうね」とマルコは語った。

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