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【FP2レポート】フェルスタッペンに不安 ガスリーとアルボンは絶好調/F1モナコGP

2019年05月24日(金)0:01 am

2019年F1第6戦モナコGPが5月23日(木)、モンテカルロ市街地サーキット(全長3.337km)で開幕。現地時間15時(日本時間22時)から行われたフリー走行2回目でメルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを刻んだ。

●【FP2結果】2019年F1第6戦モナコGP タイム差、周回数

90分のセッションが開始されると、序盤はチームごとに異なるタイヤでの走行プログラムが展開されていく。そんな中、一番柔らかいソフトタイヤで走行を開始したトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが、同じくソフトタイヤでスタートしたフェラーリとトップタイムを塗り替え合うという日頃はあまり見られない光景が展開されていく。

今季F1デビューを飾ったタイ国籍のアルボンだが、2018年はF2でここモナコのポールシッターとなっており、自信を持って走行することができているようだ。

しかし、セッション開始から15分ほどが経過したところでメルセデス勢がミディアムタイヤでコースイン。そしてバルテリ・ボッタスが難なくトップタイムをマークする。

フェラーリのセバスチャン・ベッテルもソフトタイヤでペースを上げていくが、ボッタスのタイムにはわずかに届かない。その数分後にはハミルトンがベッテルのタイムを上回り、メルセデスが1-2体勢を築いた。そしてハミルトンはその後ボッタスのタイムも上回ってトップの位置に出る。

しかし、セッション開始から30分が過ぎたところで、ベッテルがハミルトンのベストタイムを0.045秒上回ってトップに立つ。しかし、チームメートであり、モナコが母国レースとなるシャルル・ルクレールはいまひとつペースが上がらない。

セッションが開始から40分を迎えた頃には、ベッテルがトップ、ハミルトンが2番手、ボッタスが3番手で続き、アルボンがトップと0.150秒差の4番手で続く形となった。

しかし、ここからメルセデス勢もソフトタイヤに交換。すると、まずはボッタスがトップタイムをマーク。そしてセッションが折り返し点を過ぎたところで再びメルセデスのボッタスとハミルトンがトップタイムを交互に刻み合う展開となる。

そしてセッションの残り時間が35分ほどになったところでハミルトンがこのセッションの最速タイムとなる1分11秒118をマーク。その後各ドライバーはロングランプログラムに移行してゆき、ハミルトンが2セッション連続でトップに立つことがほぼ確定した。

メルセデスが抜群の速さと安定感を示す一方、フェルスタッペンのマシンには何らかのトラブルが発生。ガレージで長時間にわたって修復作業が行われるという不安を残すセッションとなった。

しかし、ホンダ勢はトップから1秒以内のところに4番手ガスリー、5番手アルボン、6番手フェルスタッペンと続いており、今後に期待を抱かせるだけのパフォーマンスを示している。トロロッソのダニール・クビアトは14番手だった。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:11.118
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:11.199
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:11.881
4番手/ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ) 1:11.938
5番手/アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ) 1:12.031
6番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:12.052
7番手/ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ) 1:12.174
8番手/アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ・フェラーリ) 1:12.239
9番手/キミ・ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ) 1:12.342
10番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:12.350

24日(金)にはセッションは行われず、モナコGPフリー走行3回目は25日(土)の日本時間19時から行われる。

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