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【ホンダF1】今後に向けた課題は「パワー向上」

ホンダのF1担当マネジングディレクターを務める山本雅史が、今後のエンジン開発はパワーアップに比重を置くものになると語った。

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「レッドブルとトロロッソの助けもあり、現時点では我々の方がルノーよりもいい状態にあります」

ドイツの『Speedweek（スピードウィーク）』にそう語った山本は次のように付け加えた。

「しかし、我々が彼らを大きくしのいでいるとは思っていません」

だが、ホンダでは夏に予定している次の新スペックエンジン投入により、さらに大きなパフォーマンス向上を目指している。

「高いレベルでの信頼性を維持しながら、パワーを増強するために懸命に取り組む必要があります」

「そのためには多くの開発作業が必要となりますが、そうしなくては（メルセデスやフェラーリに）追い付くのは困難です」

そう語った山本は、ホンダが目指す目標はただひとつだと次のように続けた。

「ホンダにとって、目標は勝利することだけです」

「ここまでは、馬力と信頼性のバランスをとることに集中してきました。そして今後さらに馬力を向上させる必要があるのは確かだと考えています」

「ですから、我々には懸命に取り組み続け、改善していくことが必要なのです」と山本は付け加えた。