マクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンが、今季ここまでの進展状況には「満足している」と語った。
イギリスの名門F1チームであるマクラーレンだが、2015年にホンダをエンジンパートナーに迎えて以降、優勝はおろか表彰台争いにさえ加わることができない状況に陥ってしまった。
2017年限りでホンダと決別し、2018年にはルノーエンジンを搭載したものの、明らかになったのはマクラーレンが製造するシャシーのパフォーマンス不足だった。
だが、今季はマクラーレンのパフォーマンスが向上しているのは確かだ。今季フェルナンド・アロンソの後任として加入したカルロス・サインツには序盤にマシントラブルなどの不運があったものの、ルーキードライバーのランド・ノリスが第2戦バーレーンGPで6位入賞。さらに第4戦アゼルバイジャンGPではサインツが7位、ノリスが8位とダブル入賞を達成している。
「我々は間違いなく今年はこれまでよりもよいレーシングカーを製造できたよ」
スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』にそう語ったブラウンは次のように続けた。
「昨年、我々は復活への道が始まると語ったものの、シーズン開幕当初よりも競争力が低下したと感じながら1年を終えることになってしまった」
「今、我々はその復活への道がついに始まったと感じている。そして我々の競争力も高まってきた」
そう語ったブラウンは次のように付け加えている。
「まだ進むべき長い道のりがある。だが、みんなの懸命な取り組みには満足しているよ」