レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、今週末にバルセロナで行われるF1第5戦スペインGPではレッドブル・ホンダが本領発揮できるはずだと示唆した。
F1のヨーロッパラウンド初戦となるスペインGPにはほとんどのチームが大規模な改良を加えたF1マシンを持ち込むことが通例となっており、そこで勢力図に変化が生じることも多い。
そして、レッドブルもバルセロナに改良マシンを投入することになっているが、マルコはそれによって今季序盤の課題であった「空力問題」も改善できるはずだと考えている。
「ここまでのところ、ダウンフォースが足りないのが我々の問題だった」
「以前のエンジンパートナー(ルノー)のエンジンはパフォーマンスが不足していたため、クルマの設計もその影響を受けていた。つまり効率性を求める設計にせざるを得なかったんだ」
「それによって、我々はコーナーでタイムを失っていた」
そう語ったマルコは次のように付け加えた。
「だが、ホンダはパフォーマンスを大きく高めた。だから我々もこれからはそれに応えることができるよ」