レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、将来的にF1の金曜フリー走行を廃止する方向で検討すべきだとコメントした。
現在年間21戦で争われているF1だが、来年にはさらにレース数が増加する可能性が膨らんできている。
そうなるとF1チームの負担も大きくなるわけだが、それを軽減するために金曜フリー走行を廃止してグランプリ週末をこれまでの3日から2日に減らすことも検討材料にひとつにあげられている。
そんな中、前戦F1アゼルバイジャンGPで行われた金曜フリー走行1回目セッションが開始早々にウィリアムズのジョージ・ラッセルのマシンが浮き上がったマンホールの蓋で大破するというアクシデントが発生。これにより、フリー走行1回目はほとんどのドライバーが走行することができず、事実上フリー走行2回目の1セッションだけで金曜日を終えていた。
それでも予選や決勝が問題なく実施されたこともあり、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、金曜フリー走行がなくても大丈夫のはずだと次のように語っていた。
「土曜日の朝だけ練習走行を行うことにすべきじゃないかな」
そしてホーナーも、もしF1の年間レース数が現在の21戦を超えることになるのであれば、レース週末のフォーマットを見直すべきだと考えている。
「もし選手権をもっと拡大するのであれば、プログラムを簡略化する必要がある」
「我々はバクーで、たった1回のセッションでうまく機能できることを目にした。そうなれば、スタッフやパーツ類がサーキットに到着するのを少し遅らせることもできるだろう」
ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったホーナーは次のように付け加えた。
「レース週末ごとに1回の(練習)セッションで十分なはずだ」