カルロス・サインツ(マクラーレン)は、今週末にバルセロナで行われるF1第5戦スペインGP(12日決勝)で、今季のチーム間の力関係に変化が生じる可能性が高いと考えている。
スペインGPはF1がヨーロッパに戦いの場を移して最初のレースとなる。そして各チームはこのレースに大きな改良パーツを持ち込んでくることから、それまでのレースとは様相が変わってくることも少なくない。
そして、それを期待するチームやドライバーも多いのは確かであり、もちろんサインツもそのひとりだ。
「そう、変化が生じる可能性があるよ」
マドリードで開催されたレース宣伝イベントに参加していたスペイン人ドライバーのサインツはそう語ると、次のように付け加えた。
「バルセロナでは最初の4レースでの流れが変わる可能性がある。そしてマクラーレンにとっていいチャンスになることを期待しているし、フェラーリもメルセデスにもう少し近づけるといいね」
「どこが倒すべきチームなのかを見極め始めるレースになる。だから僕たちは賢明でなくてはならないし、正しいものを持ち込む必要がある」
2018年シーズン限りでF1を引退したスペインの先輩ドライバーであるフェルナンド・アロンソの後任として今季マクラーレンに加入したサインツ。しかし序盤のレースでは不運が続き、2週間前に行われた第4戦アゼルバイジャンGPでやっと今季初ポイントを獲得できたという状況だ。
だが、サインツはバクーで初ポイントを獲得できたことで今後はいい流れができていくはずだと次のように語った。
「取り逃したポイントを埋め合わせることができ始めたし、この流れが続いて欲しいと思っているよ」