バルセロナ-カタルーニャ・サーキットの関係者が、まだ来年のF1カレンダーからスペインGPが抜け落ちると決まったわけではないと主張した。
最近、2020年にザントフォールト・サーキットでオランダGPが開催されることが決定し、今年でF1開催契約が切れるバルセロナでのスペインGPがその代わりに来年のF1カレンダーから落ちることになるとの報道が行われた。
実際のところ、現在の契約条件に不満を持つバルセロナとF1オーナーであるリバティ・メディアの交渉はかなり難航しているものと考えられていた。
だが、このほどある関係者がスペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』に対し、ザントフォールトでのオランダGPがバルセロナのスペインGPに取って代わるという情報はリバティ・メディアがバルセロナにプレッシャーをかけるために意図的に流したものだと示唆した。
その関係者は次のように付け加えている。
「交渉はまだ続いているし、それが決裂寸前だというわけでもない。もちろん、この段階では今後どうなるかは分からないがね」
バルセロナ-カタルーニャ・サーキットの責任者ビセンク・アギレラは、スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に次のように語っている。
「我々は今焦ってはならない過程にある」
「ライバルはいるし、そのことが我々の悩みでもある。だが、(F1スペインGPを)続けるのが我々の意思だ。グランプリが消えてなくなるわけにはいかないからね」