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【レッドブル・ホンダ】ガスリーのペースは有望だとクリスチャン・ホーナー

2019年04月30日(火)18:24 pm

ピエール・ガスリーは「デリケートな時期から抜け出しつつある」。

●【決勝レース結果】2019年F1第4戦アゼルバイジャンGPのタイム差、周回数、ピット回数

そう語ったのはレッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーだ。

今季序盤はレッドブル・ホンダの2019年型F1マシンにうまく対応できずに苦しんでいるガスリーだが、すでに今シーズン中にジュニアチームのトロロッソに復帰したダニール・クビアトと入れ替えられるのではないかとのうわさもささやかれている。

そのガスリーは、先週末にバクーで行われたF1アゼルバイジャンGPの金曜フリー走行2回目に抜き打ちの車両重量検査サインを見落としたことにより、そのペナルティーとして決勝をピットレーンからスタートしなくてはならなくなるという失態も演じていた。

だがホーナーはガスリーの調子そのものは上がってきており、アゼルバイジャンでも「いいパフォーマンス」を発揮してみせたとガスリーの母国フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。

「彼のペースは非常に有望なものだったよ」

「練習走行が開始されたときから、彼がクルマからいい感触を得られるようになり、自信も感じるようになっていたのが分かった。彼もかなりいい週末にすることができたのを分かっている」

「彼は今のデリケートな時期から抜け出しつつあるし、我々から大きなサポートを得ている。彼は我々が彼を信じていることを知っているよ」

「それに、我々は彼のとなりにはグリッドでも最高レベルのすごく手強いバロメーターがあることも忘れてはならないよ」

マックス・フェルスタッペンの存在に言及しながらそう語ったホーナーは、フリー走行2回目でガスリーが犯したミスについても次のように擁護している。

「我々はピットストップ練習を行おうとしていたから、彼は急ぐように指示されていたんだ」

「我々はすべてのチームとともにロス・ブラウン(F1モータースポーツ担当マネジングディレクター)と会議を持ったが、その後の週末に影響を及ぼすペナルティーに関しては見直す必要があるということに全員が賛成したよ」

一方、ガスリーはアゼルバイジャンGP予選においてもうひとつのペナルティーも科されていた。予選Q1でトップタイムを刻んだガスリーだったが、そのときの燃料流量が規定をオーバーしていたことが明らかになったためだった。ガスリーはこの結果予選失格処分を受けている。

これに関して、ホーナーは次のように語った。

「バクーでは特にそうなんだが、燃料流量計は少しばかり変動するんだ。そして、それによるパフォーマンス向上はないとしても、FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)の許容範囲はゼロなのさ」

ともあれ、ピットレーンからスタートしたガスリーはレースで着実に順位を上げ、6位でのフィニッシュがほぼ確実なところまで挽回していた。しかし、レース終盤にドライブシャフトのトラブルが発生。残念ながら今季初のリタイアでレースを終えている。

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