レッドブルの育成ドライバーであるダン・ティクトゥムが、また今後F1マシンに乗るチャンスが来るかどうかは分からないと語った。
レッドブルのドライバー育成責任者として知られるヘルムート・マルコは、本当であればイギリス生まれのティクトゥムを今季ジュニアチームであるトロロッソのドライバーに起用したいという希望を持っていた。
だが、19歳のティクトゥムはF1出走が可能となるスーパーライセンスを取得できるだけのポイントを稼ぐことができなかったため、今季のF1デビュー実現はならなかった。
だが、そのティクトゥムはバーレーンで行われたF1インシーズンテストにレッドブルから参加するチャンスを得て、3日(水)に2019年型車RB15でトータル135周を行っている。
テスト後に、次にF1マシンに乗るのはいつ頃になりそうかと質問されたティクトゥムは次のように答えた。
「僕は言われたことをやり続けるし、うまく仕事をこなしていきたいと思う。またこういうチャンスを得られることを期待しているよ」
「今週、今後も協力関係を維持していくのに十分な仕事をすることができたと信じたいよ。だけど、現時点では何も決まっていないんだ」
今年F1デビューするチャンスは失ったティクトゥムだが、今季は日本のスーパーフォーミュラで戦うことになっている。
今月20日(土)に鈴鹿で開幕を迎える今年のスーパーフォーミュラだが、日本人ドライバーたちにまじってティクトゥムのほかにもゲルハルト・ベルガーの甥っ子であるルーカス・アウアー、レッドブルの最高技術責任者エイドリアン・ニューイの息子であるハリソン・ニューイなども参戦することになっている。