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【予選レポート】ルクレールが驚異の初ポール レッドブル・ホンダは5番手/F1バーレーンGP

2019年03月31日(日)1:50 am

2019年F1第2戦バーレーンGPが3月30日(土)、バーレーン・インターナショナル・サーキット(1周/5.412km)で2日目を迎え、現地時間18時(日本時間24時)から行われた予選でフェラーリのシャルル・ルクレールがF1キャリア初のポールポジションを獲得した。

●【予選結果】2019年F1第2戦バーレーンGP予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

【予選Q1】ホンダ勢は全員Q1突破

18分間で行われたQ1では、ここまでのセッションでトップと2番手の位置をキープし続けてきたフェラーリ勢が順当にトップに立ち、それにメルセデス勢が続く展開となる。

Q1終盤にはQ2進出を目指すドライバーたちのアタック合戦が繰り広げられ、順位表の名前が大きくシャッフルされていく。

ホンダエンジン勢のピエール・ガスリー(レッドブル)、ダニール・クビアト(トロロッソ)、アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)が一時ノックアウトゾーンに落ちるが、最後のアタックでなんとか順位を上げ、4台すべてがQ2進出を果たした。

その一方でフリー走行ではコンスタントにトップ10に入る走りを見せていたルノーのニコ・ヒュルケンベルグがQ1突破ラインに届かず、ここで敗退するという波乱の展開となった。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、17番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、18番手ランス・ストロール(レーシングポイント)、19番手ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、20番手ロバート・クビサ(ウィリアムズ)。

【予選Q2】止まらぬフェラーリの勢い

15分間で争われたQ2の最初のアタックではまずメルセデスのハミルトンがトップタイムを刻むが、ルクレールがそのタイムを0.532秒塗り替えてトップに立つ。一方、ベッテルはブレーキングでのミスがあり6番手に位置してしまう。その上5番手にフェルスタッペンがつけた。

しかし、最初のアタックが終了した時点ではガスリー、クビアト、アルボンの3人はノックアウトゾーンに飲み込まれてしまう。

トップタイムを刻んだルクレールはQ3進出は間違いないと見て以降はガレージにとどまる。だが、6番手に位置していたベッテルはQ2敗退のリスクを避けるために2回目のアタックに向かい、ルクレールに次ぐ2番手タイムをマークする。

Q3進出を賭けて最後のアタックに向かったホンダエンジン勢だが、クビアトはアタックをせずにピットへと戻ってしまい、そこでQ2敗退が確定してしまう。ガスリーとアルボンも懸命の走りを見せるが、10番手以内に入ることができず、結局ここでホンダ勢3台のQ2敗退が確定してしまった。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手ダニエル・リカルド(ルノー)、12番手アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)、13番手ピエール・ガスリー(レッドブル)、14番手セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、15番手ダニール・クビアト(トロロッソ)。

Q2も最終的にルクレールとベッテルが1-2となり、この2人によるポールポジション争いとなることが濃厚となった。

【予選Q3】ルクレールが23戦目にして初ポール

12分間で戦われたQ3では、最初のアタックで順当にルクレールが暫定ポールタイムを刻み、それにハミルトンとボッタスが続いていく。だが、Q2で余分な走行を行ったベッテルは最初のアタックを行わず、一発勝負に賭けることになった。

ルクレール対ベッテルの対決に注目が集まることになったQ3最後の戦いが始まり、まずベッテルが先にコースへと出ていく。だが、アタックに入ったベッテルはセクター1、2ともにルクレールの暫定ポールタイムペースを上回ることができない。逆にルクレールはセクター1でさらに全体ベストを塗り替える走りを見せる。

メルセデス勢も最後のチャンスに賭けるが、ルクレールのタイムには届かない。そしてベッテルもルクレールの暫定ポールタイムを上回ることができず、この時点でルクレールのF1キャリア初ポール獲得が確定。21歳のルクレールは唯一1分27秒台に乗せる見事な走りを見せ、F1通算23戦目、フェラーリでの2戦目にして初のポールポジションを獲得した。

フリー走行2回目以降あまりペースに乗れていなかったレッドブル・ホンダのフェルスタッペンもベッテル同様Q3では後半の一発勝負に賭けることとなったが、最終的にフェラーリ勢、メルセデス勢に次ぐ5番手タイムをマーク。明日の決勝は3列目グリッドからスタートすることになった。

■予選トップ10ドライバー

ポールポジション/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:27.866
2番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:28.160
3番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:28.190
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:28.256
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:28.752
6番手/ケビン・マグヌッセン(ハース) 1:28.757
7番手/カルロス・サインツ(マクラーレン) 1:28.813
8番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:29.015
9番手/キミ・ライコネン(アルファロメオ) 1:29.022
10番手/ランド・ノリス(マクラーレン) 1:29.043

F1バーレーンGP決勝は、明日の日本時間24時10分(4月1日午前0時10分)にスタートする。

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