F1への登竜門、FIA F2選手権がF1のサポートレースとしてバーレーンで開幕、今シーズン初の予選の模様が動画で公開された。
昨年のF2からは、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)と上位3人の若手ドライバーがF1へデビューする豊作の年になった。
2019年のF2には、ニック・デ・フリース(ART Grand Prix)などの継続組に加え、2世ドライバーのミック・シューマッハ(プレマ)やジュリアーノ・アレジ(トライデント)などが参戦している。
その多くがF1チームのジュニアドライバーだったり何らかの契約をしており、実力者が集まっているが、日本からは昨年スーパーフォーミュラへ参戦していた松下信治(カーリン)が再挑戦し、F1へステップアップを目指す。松下は2015年から3年間参戦しており、今年はなんとしてもスーパーライセンスを獲得したい。
■予選
金曜日、今年初となる予選が行われ、F2継続組のルカ・ギオット(UNI-Virtuosi Racing)がポールポジションを獲得した。2番手はルイス・デルトラズ(カーリン)、3番手はニック・デ・フリースだった。
強豪揃いの中、松下は1分41秒137で予選6番手につけた。トップとは0.633秒差、チームメートのデルトラズとは0.266秒差という予選結果だった。
注目のミック・シューマッハは予選10番手、ジュリアーノ・アレジは予選15番手につけている。
■松下信治(予選6番手)「チームメートとの差は課題」
「プラクティスでは、一斉にみんながコースインしたので、スペースもなく、トラフィックもあって、タイムがよくわからなかったです。
ただ、感触はよかったですし、自分自身が久々だったので、ギャップを予選でどこまで詰められるかを考えていました。特にトラブルもなく、マシンの感触もよかったので、あとは自分が詰めるだけだなと。
予選では、最初のセットはある程度余裕を持っていきました。次のセットに向けて、上との差を詰めていくイメージでした。タイムを伸ばすことはできましたが、セットアップの方向が反対になってしまった部分はあります。
しかし、今やれることをやった結果ですから、このタイム、ポジションが現状なんだと思っています。チームメートとの差は、テストからわかっていた部分なので、これは詰めなければならない課題だと思います。
レースは3列目からなので、スタートが大事になると思います。しっかり決められれば、チャンスはあると思っています」