セバスチャン・ベッテルが、フェラーリはそれほど深刻な問題を抱えているわけではないと示唆した。
ベッテルは、フェラーリ2019年型車SF90が開幕戦オーストラリアGPで予想外の苦戦を強いられただけに今週末のバーレーンGPまでの2週間は非常に忙しく過ごしてきたと認め、次のように語った。
「いくつかの答えを見つけたよ。だけど、それですべてかどうかは分からないけれどね」
■フェラーリF1マシンには冷却や燃費の問題?
レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、フェラーリのF1マシンはオーストラリアで冷却の問題を抱えていたようだと推測している。
さらに、オーストラリアでフェラーリのペースが上がらなかったのは、燃費の問題を抱えていたためではないかとのうわさもささやかれている。
■状況はほかのチームとそれほど変わらないとベッテル
だが、ベッテルはこうした声に対して次のように反応している。
「僕たちの状況がほかのチームとそれほど大きく違うとは思っていないよ」
「ヘルムートに関して言えば、彼はオーストラリアでのレースの後、飛行機の中で寝ていたよ。だから、彼がいつすべてを分析できたのか僕にはよく分からないな」
笑いながらそう語ったベッテルは、次のように付け加えた。
「僕たちはストレートも含めてあらゆるところでタイムを失っていた。だけど、慌てて結論を出そうとは思っていないよ」
■フェラーリにとっては今週末のバーレーンGPが重要に
そんな中、ベッテルと同じドイツ出身の元F1ドライバーであるニック・ハイドフェルドは、今週末のバーレーンGPがフェラーリにとっては非常に重要になるだろうと考えている。
「彼らはバーレーンに関してかなり神経質になっているはずだよ」
ドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』にそう語ったハイドフェルドは次のように付け加えた。
「もし彼らがメルセデスに追いつけないようであれば、今シーズンも非常に厳しいものになるということだからね」