F1第2戦バーレーンGPのクラッシュ映像など5つの歴代ハイライト映像集が公開された。
■1位:エステバン・グティエレス、恐怖の一回転
2014年F1バーレーンGP決勝レースで、ターンインしようとしていたエステバン・グティエレス(ザウバー)のイン側に1台のロータスが飛び込んできた。ドライバーはピットアウトしたばかりのパストール・マルドナード(ロータス)だ。
パストール・マルドナードは迷うことなくイン側でターンイン。するとそこへアウト側から通常の走行ラインでターンインしてきたエステバン・グティエレスの右サイドに接触。その瞬間、ザウバーは宙に浮かび上がり一回転してしまった。
エステバン・グティエレスはその瞬間、無線で「ワオ、何だこれ!」と叫んでいる。
■2位:ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソに突っ込む
まだトワイライトレース開催前の2008年F1バーレーンGP決勝レース。前年のチームメート、フェルナンド・アロンソ(ルノー)をオーバーテイクしようとスリップストリームに入ったルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)だったが、アロンソのルノーに追突し、一瞬車体が浮かび上がってフロントウィングを落としてしまった。F1で2年目のルイス・ハミルトンはこの年、初のF1王者に輝いている。
■3位:ピエール・ガスリー、トロロッソ・ホンダで自己最高の4位を記録
2018年F1バーレーンGP決勝レース、F1シーズン初フル参戦のピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)が自己最高となる4位入賞を記録した。
ピエール・ガスリーは無線やインタビューでも「信じられない!信じられない!」を連発した。
ガスリーはファンが選ぶ「ドライバーズ・オブ・ザ・デイ(今日のベストドライバー)」に選出されている。
■4位:サインツ、ストロールとクラッシュ
2017年F1バーレーンGP決勝レースの1コーナーで、カルロス・サインツ(トロロッソ)とランス・ストロール(ウィリアムズ)がクラッシュしたシーン。12周で2台ともリタイアとなった。
イン側のサインツは「ストロールが僕に当たってきた。ヤツはインサイドに僕が来ているのを見てなかったよ」と正当化する主張。
しかしスチュワードは、ストロールは通常の走行ラインを走っていたと判断。映像判定の結果、スチュワードは事故の原因はサインツにあるとし、次のレース(F1ロシアGP)で予選から3グリッド降格ペナルティを科すことを決めた。
■5位:レッドブル、悪夢のダブルリタイア
2018年F1バーレーンGP決勝レース、15番グリッドから追い上げとなっていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、9番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)にホームストレートで並び、1コーナーでイン側から見事なオーバーテイクを仕掛け、観客を沸かせた。しかしその際に接触してしまったフェルスタッペンは、タイヤをパンクさせスローダウンしてしまう。
そして映像はコース脇に止まっているレッドブルと顔を覆うエイドリアン・ニューウェイを映す。そのクルマを多くの者がフェルスタッペンだと思っていたが、そのクルマの脇をパンクしたフェルスタッペンが通り過ぎていく。コース脇に止まっていたのは電気系のトラブルが発生していたチームメートのダニエル・リカルドだった。レッドブルにとっては序盤にして悪夢のダブルリタイアとなった。