Honda F1テクニカルディレクターの田辺豊治が、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる2019年F1第2戦バーレーンGP(31日決勝)に向けて次のようにコメントした。
■田辺豊治(Honda F1テクニカルディレクター)
「オーストラリアでのシーズン開幕戦を3位で終え、2008年以来となる表彰台を獲得できたのはいいことでした。しかしながら、優勝したチームとは予選と決勝のいずれでも明らかなパフォーマンス差があることも分かりました。ですから、イギリスと日本の施設に戻り次第すぐに我々はメルボルンで4台のクルマから得られたすべてのデータを詳細に分析し、今週末、そして今後のレースに向けた開発作業を続けてきました」
「これからバーレーンへ向かいますが、サヒールのサーキットは通常とは異なるストップ&ゴーの市街地サーキットに近かったアルバート・パークに比べるともっと普通の専用サーキットとしての性格を持つところです。サヒールのサーキットにはかなり長いストレートがありますから、週末が終わるころには我々のクルマとPU(パワーユニット)からなるパッケージの能力や可能性に関してもっとよく理解できているはずです」
「もちろん、バーレーンは我々にとっていい思い出があるところです。昨年は(ピエール)ガスリーとトロロッソが4位フィニッシュを達成し、年間を通じて最高の結果を残しました。オーストラリアで目にしたいい流れを続けるために、我々は懸命に取り組むつもりですし、ここでもっといい思い出を作りたいと思っています」