レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)があらためて自分たちにも2019年のF1タイトル獲得のチャンスがあると繰り返した。
先週末にメルボルンで行われた今季のF1開幕戦オーストラリアGPでは、予想に反してメルセデスが圧倒的な力を示した。
だが、当初優勝最有力候補であるとされていたフェラーリのセバスチャン・ベッテルをコース上でオーバーテイクして3位表彰台を獲得したのはレッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。
「今年は我々もF1タイトル争いに加わるだろうと思っている」
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ったマルコは次のように続けた。
「我々にはフェルスタッペンという現時点においては最高の若手ドライバーがいるし、いいクルマとパワフルで信頼性のあるエンジンもある」
「みんながホンダと契約した私は間抜けだと言っていた。だが、いつものように私が正しかったことが分かっただろう」
「例えば、日本人(ホンダ)のプロフェッショナリズムのおかげで、我々はオーストラリアで何の問題もなくフェルスタッペンのシャシーを交換することができていた」
マルコは、今後レッドブル・ホンダがさらに強さを増すのは間違いないと次のように付け加えた。
「しばらく我々もエンジンを待たなくてはならなかったし、我々自身を彼らに適応させる必要もあったが、最近では可能な限り最高のクルマを設計することに関してホンダと話をしているよ」