レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、マックス・フェルスタッペンは昨シーズン以降かなり成熟度を増したと語った。
昨年までダニエル・リカルドとチームを組んでいた21歳のフェルスタッペンだが、リカルドがルノーへ移籍したことにより、今季はトロロッソから昇格したピエール・ガスリーをチームメートに迎えることになる。
年齢こそフェルスタッペンよりも2歳年上のガスリーだが、F1での経験値からすればフェルスタッペンに軍配が上がることはほぼ確実であり、今季はフェルスタッペンがレッドブルの事実上のナンバー1ドライバーとなるのは間違いない。
マルコは、フェルスタッペンにはすでにチームリーダーとなるに相応しい資質が備わっているとオランダの『Algemeen Dagblad(アルゲメン・ダグブラッド)』に次のように語った。
「マックスはまだ非常に若いものの、成熟しているよ」
「バルセロナでの(プレシーズン)テストで私はすでにそのことに気付いていた。これまでの彼は、テストは退屈な雑用のように考えていた。ところが、今年は情熱と集中を目にすることができたんだ」
フェルスタッペンのドライビングスタイルに関しては、あまりにも過激で性急だと批判されることも多かった。だが、マルコはその面でもフェルスタッペンは成長を遂げたと見ている。
「今年は忍耐力のあるマックスを目にすることになるだろう。彼も全てのレースで勝つことはできないということが分かっているからね」
そう語ったマルコは次のように付け加えた。
「そうでなければ、F1チャンピオンにはなれないよ」