レッドブル最高技術責任者のエイドリアン・ニューイが今年はF1に「アクセル全開」で取り組んでいるようだ。
天才F1カー設計者とも称されるニューイだが、ここ数年はF1の第一線からは退き、アメリカスカップ用のヨットやアストンマーティンのスポーツカー設計プロジェクトなどに従事していた。
だが、今季からエンジンがホンダに変わったことで、ニューイのF1に対する興味とやる気が再燃したようだ。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に対し、「我々の目標はF1タイトルを勝ち取ることだし、そのためにはなんでもやるよ」と語り、そのひとつがニューイのF1プロジェクト全面復帰だと次のように続けた。
「彼(ニューイ)は最近の数週間はアクセル全開だったし、ほとんど睡眠もとらなかったほどだ」
「だから、我々はメルボルンで空力の改良パーツを披露することができるんだ。これは本来中国で行われる第3戦(4月14日決勝)で投入する予定だったものだよ」
2月にバルセロナ行われたプレシーズンテストではクラッシュなどにより予定していたプログラムを完全消化できなかったと言われているレッドブル・ホンダだが、メルボルンに持ち込まれる改良パーツがどれほどのパフォーマンスを発揮するのかにも大きな注目が集まることになりそうだ。