ルノーはもっとF1マシン開発のスピードアップを図る必要がある。
そう考えているのは、今季レッドブルから移籍してきたダニエル・リカルドだ。
「僕たちの今年一番の目標はシーズンをコンストラクターズ選手権4位、あるいはもっと上で終えることだ」
フランスの『L’Equipe(レキップ)』にそう語ったオーストラリア出身のリカルドは次のように続けた。
「だけど、トップ3との差は大きいし、それは簡単には縮まらないだろう。そのためには、クルマをもっと集中的に開発していくことが必要だよ」
「このチームがどういうやり方をしているのか、ニコ(ヒュルケンベルグ/チームメート)との話でだんだん理解できてきているし、僕も昨年の開発ペースが期待に満たなかったことは分かっている」
「僕たちは、クルマをよくするためには何が必要なのかということを理解する必要があるけれど、必要な改良パーツを可能な限り早く導入できるようにすることも重要だ」
「それが、僕たちに差を縮める力があるかどうかを示す重要な要素になるだろう」
ルノーのシャシーテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、リカルドがトップ3チームとの差を縮めるための手助けをしてくれているのは確かだとスペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に次のように語っている。
「ダニエルは詳細なことにまですごく注意を払っているし、チームに多くのフィードバックをしてくれている」
「彼がレッドブルについて知っていることすべてが我々にとっては非常に重要なものだ。チームがどういうふうに取り組んでいるかということや、その他諸々に関してね」