元F1ドライバーのハインツ-ハラルド・フレンツェンが、ミック・シューマッハの今後のキャリアは必ずしも順調とはいかないだろうと語った。
1994年から2003年にかけてザウバー、ウィリアムズ、ジョーダンなどで活躍したフレンツェンは、同じドイツ出身で2歳年下のミハエル・シューマッハとライバル関係にあったことも知られている。
速さには定評があったフレンツェンだが、F1通算では3勝しかあげることができず、もちろんタイトルには手が届かないままキャリアを終えている。
一方、7度F1チャンピオンに輝くという偉業を成し遂げたシューマッハだが、その19歳となる息子ミック・シューマッハが早ければ2020年にもF1デビューを果たすのではないかと言われている。
2019年はF2に挑戦するかつてのライバルの息子について質問されたフレンツェンは、「ものすごい困難」が今後ミックを待ち受けているのは確かだと次のように語った。
「デーモン・ヒルやジャック・ビルヌーブ、それにニコ・ロズベルグが彼らの父親の影から抜け出すのにどれだけの時間が必要だったかを見れば明らかだよ」
F1チャンピオンの称号を手にした二世ドライバーたちに言及したフレンツェンは、フェラーリのドライバーアカデミーに所属するミックについて次のように付け加えている。
「ミックにかかるプレッシャーはすごく大きい。フェラーリにとっては、彼にどれほどの平静を提供できるかが大きな課題となるだろう。そうできれば、彼も自分の可能性を切り開くことができるだろうね」