26日(火)にバルセロナで2回目のF1公式プレシーズンテストが始まった。全F1チームにとって、この4日間が今季の開幕戦オーストラリアGP(3月17日決勝)に向けた最後の実走行テストチャンスとなる。
今のところ、今年もトップ3チームの牙城を崩すのは難しいと考えられているが、それ以外のチームに関してはまさに群雄割拠とも言える状況を呈してきそうだ。
「遅かれ早かれ、本当のところが分かると思うよ」
2018年にコンストラクターズランキング4位となったルノーのニコ・ヒュルケンベルグはそう語ると次のように付け加えた。
「僕の占いは当たったためしがないからね」
だが、F1関係者の中にはアルファロメオがランキング4位キープを目指すルノーを脅かす存在になるだろうと考えている者も多い。
こうした声に対しヒュルケンベルグは「アルファロメオは強そうだね。だけど、ハースやレーシングポイントだってそうだよ」と語ると、今年のルノーエンジンは昨年よりも大きな進歩を遂げており「新しいリアウイングになっても、パワーが大きくなったことが分かるんだ」と付け加えている。
一方、26日のテストセッションで最速タイムをマークしたのは今季F1デビューを飾るマクラーレンのランド・ノリスだった。
26日のテストを8番手タイムで終えたハースのケビン・マグヌッセンはこの結果を受けて母国デンマークの『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』に次のように語っている。
「今日速いタイムを刻んだドライバーたちがこれ以上速くならないことを願うよ」
「そうじゃないと、彼らは本当に速いからね。だけど、今の時点では僕はそれほど心配していないよ」
そう語ったマグヌッセンは次のように付け加えた。
「昨年は誰がどの位置にいるかもう少しはっきりしていた。だけど、これからの数日でもっとはっきりしたことが分かってくると思っている」