今年2回目のF1プレシーズンテストが始まった26日(火)のバルセロナ-カタルーニャ・サーキットには昨年限りでF1を引退したフェルナンド・アロンソの姿があった。
アロンソがサーキットに現れたことで、ひょっとするとアロンソが2019年型マクラーレンF1マシンのステアリングを握るのではないかとの期待を抱いた者も少なくないようだ。
実際、バルセロナでのアロンソはマクラーレンのユニフォームを身につけており、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によれば荷物の中にはヘルメットも入っているという。
そのアロンソにはマネジャーのルイス・ガルシア・アバドも帯同しており、アロンソはすでに2020年のF1復帰を目指して動き始めているのではないかとのうわさも強くささやかれている。
だが、アロンソはそうしたうわさに反論するかのように次のように語った。
「僕はインディ500に向けた準備に集中しているよ。来週にはアメリカに飛んでシミュレーター作業をすることになる」
「僕は18年をF1で過ごしてきたし、今のところはパドックでの時間を楽しみたいと思っている」
マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンはアロンソがテスト走行を行うかどうか明言を避けたものの、関係者によれば、実際のところそういう予定はないようだ。
アロンソの母国スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』は、ブラウンが微笑みを浮かべながら次のように語ったと報じている。
「フェルナンドはもう家にじっとしていることができないんだよ」
「彼はあちらこちらに行っていて、午後はサーキットでクルマを見たんだ」
マクラーレンの会議に参加したというアロンソは冗談を交えながら次のように語っている。
「僕たちは会議室でタイヤの問題をどう解決すべきかについて話をしたよ。僕は彼らに言ったんだ。5周のうちに問題を理解する必要があるってね」