2月22日(金)、マクラーレンはトロロッソが「チームステートメント」と題した短いプレスリリースを発表したのと同時に「マクラーレン・レーシング、ジェームズ・キーの開始日を確認」というプレスリリースを発表した。
■マクラーレン・レーシング、ジェームズ・キーの開始日を確認
マクラーレン・レーシングとスクーデリア・トロロッソは、2019年3月23日にスクーデリア・トロロッソとミスター・ジェームズ・キーが既存の契約を終える前に解除し、彼の立場を解決するための合意に達したことを発表する。
ジェームズは、2019年3月25日からマクラーレンF1のテクニカルディレクターとしての役割を始める。
■実力者ジェームズ・キーがマクラーレンを救うか?
ジェームズ・キーは、これまで低予算で優れたF1マシンを送り出してきており、F1界でも評価の高い人物として有名だ。
しかし近年、フェラーリとハースのように技術提携をするチームが増えており、中小チームのデザイナーの役割は減少傾向にあった。
そんな中、トロロッソもレッドブルとの関係をさらに深め、レッドブル・テクノロジーズとの技術提携により多くのパーツが供給されることになり、ジェームズ・キーの役割は減ってしまい、昨年のF1オーストリアGPを最後にキーは現場に姿を現さなくなった。
そしてトロロッソが契約解除を発表する前にマクラーレンが先にキー加入を発表してしまったことから問題が勃発していたが、水面下で行われていたトロロッソとマクラーレンの交渉がようやく決着したようだ。
キーは開幕戦こそ姿を見せることはないものの、第2戦F1バーレーンGP(3月29日から4月1日)にはマクラーレンのウェアでサーキットに登場することになるだろう。
実力者ジェームズ・キーの手により、名門マクラーレンは復活への道のりを加速させたい。