F1プレシーズンテスト1回目が4日間の日程を終えた。
4,454.835km。これがホンダのパワーユニットを搭載する2台のマシンが4日間のバルセロナテスト1で走破した距離の合計だ。
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ホンダは多くのマイレージを重ねてきたが、この数字から今年の実力を測ることができるわけではない。ただ、十分な距離を走行し、予定していたプログラムを順調に消化することができたことは大きな収穫になった。
テストプログラムとしては、PUの機能確認や各ドライバーの特性に合わせたドライバビリティーの調整などに取り組んできた。それに加えて、今年から始まった2チームへのPU供給を、サーキットでどのようにスムーズにオペレーションしていくかという部分でも、両チームと綿密にコミュニケーションを取りながら改善を続けてきた。
今日まで膨大なデータを収集してきた。ここからは来週の火曜から開始するテスト2に向け、サーキットがあるバルセロナ、日本のHRD Sakura、そしてイギリス(ミルトンキーンズ)のHRD-MKにおいてデータの解析を進めていく。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「2019年最初のバルセロナテストの4日間は、レッドブル・トロロッソ・ホンダ、アストンマーティン・レッドブル・レーシングともに順調にプログラムを消化することができました。最終日の今日もスムーズに周回を重ね、多くのデータを蓄積しました。
ホンダにとってはF1復帰後初めて2チームにPUを供給する体制で臨み、オペレーション面でも学びの多いテストになりました。
4日間を通してPUに大きなトラブルはなく、トロロッソが482周、レッドブルが475周を走り、ホンダとしては957周を走行しました。
今回得られたデータをこの後の4日間で十分に解析し、テスト2に臨みます。来週も順調にテストを行い、万全の体制で開幕戦に臨められればと考えています」
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