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「フェラーリの方がコンマ5秒速い」とメルセデスのボス

2019年02月21日(木)19:38 pm

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、現時点ではフェラーリがライバルたちにコンマ5秒の差をつけているとの見方を認めた。

今年最初のF1公式プレシーズンテストが開催されているバルセロナにおいて、トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストが現時点ではフェラーリが群を抜いていると語ったことが報じられている。

■現時点ではフェラーリの方が速いとヴォルフ

そしてヴォルフも「私もフランツと同意見だよ」と語り、次のように付け加えている。

「現実的に見て、フェラーリがコンマ5秒上回っているようだ」

だが、それだけではない。バルセロナのパドックではフェラーリだけでなくレッドブル・ホンダも今やメルセデスを上回る位置にいるのではないかと見ている者たちも多いようだ。

ヴォルフも「永遠にチャンピオン候補でいられはしないよ」と語り、次のように続けている。

「だが、我々もまだ自分たちにできること全てを見せたわけじゃないんだ」

とは言え、ヴォルフは同じことがフェラーリにも言えるかもしれないと認めている。

■フェラーリが空力処理で一歩リード?

フェラーリがバルセロナでの最初のテストで好調を示している理由のひとつはそのフロントウイングによるものではないかと言われている。今年は昨年と比べて空力ルールが大きく変わったが、フェラーリのフロントウイングが現時点ではもっともそれにうまく対応できているのではないかと考えられているのだ。

ルノーの特別アドバイザーを務めている元F1ドライバーのアラン・プロストはドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語っている。

「フェラーリはまるでレールの上を走っているようだ。一方、メルセデスはもっと神経質だね」

しかし、ヴォルフはF1は長丁場のシーズンを戦うものであり、最初のテストだけを見て慌てることはないと次のように語った。

「我々は彼らのクルマのコンセプトを評価している。だが、我々も自分たちが行った選択がシーズンを通じてうまく機能するだろうと自信を持っているよ」

「もしそうでなければ、我々も取り組み方を変える必要が出てくるだろう。だが、それには何週間かかかるだろうね」

■油断はできないとフェラーリ

現時点ではメルセデスを一歩リードした感のあるフェラーリだが、もちろんこれで油断をするわけにはいかないだろう。

今年からフェラーリのチーム代表を務めているマッティア・ビノットは次のように語っている。

「メルセデスは問題解決に長けている。たとえ後れを取ったにしても、彼らはすぐに追い付いてくるだろう」

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