レッドブルをチーム代表として率いるクリスチャン・ホーナーが、今季からエンジンパートナーとして迎えたホンダをあらためて賞賛するコメントを行った。
2015年にマクラーレンと組んでエンジンサプライヤーとしてF1復帰したホンダだが、以後4年にわたってまだ一度も表彰台を獲得することさえできていない。
そのホンダと組むことにしたレッドブルの判断は本当に正しかったのか? それが2019年F1シーズンに向けての大きな疑問符となっているのは間違いない。
だが、ホーナーはホンダの力によってレッドブルがメルセデスやフェラーリとのギャップを縮められるはずだと信じているようだ。
「もちろん、ライバルたちがどれほどのことをやってきたのかは全く分からない。もし彼らが50キロワットも向上させてくれば、そのときは我々が大きな問題を抱えることになる」
そう語ったホーナーだが、シーズンオフの間にホンダが成し遂げてきたことを見れば、そんなことにはならないと確信しているようだ。
「我々はこれほど完璧なエンジンを搭載したことは一度もなかった。まるでスイス製の時計がボディーワークの下にあるようだよ」
「テスト初日の時点で我々のガレージにはいつでも使える新エンジンが4基ある。これまでにそんなことは一度もなかった」
「我々にとってはエンジンも、レギュレーションも、ドライバーたちも、何もかもが新しいんだ。まずは、自分たちのパッケージを理解する必要がある。その強みや弱みをね」
そう語ったホーナーだが、次のように付け加えている。
「だが、ライバルたちのクルマを見ても、我々が見落としたものなど何もないよ」
バルセロナで始まった今年最初のF1公式テストでは、初日(18日)の走行を担当したマックス・フェルスタッペンがノートラブルで128周を走行。順位は4番手で終えている。