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【F1テスト:1日目タイム】一番の笑顔はベッテル、一番の驚きはマクラーレンとサインツ

2019年02月19日(火)5:35 am

2月18日(月)、2019年F1シーズン前テストがバルセロナで始まり、初日をセバスチャン・ベッテルのフェラーリSF90がトップで終えた。

■フェラーリ&ベッテル、最速&最多走行距離

ベッテルは初日の最速・最多走行距離を記録したドライバーだった。

昼食前には1分18.161秒をマークし、バルセロナ・カタロニア・サーキットを1分19秒以内に周回した2人のドライバーのうちの1人だった。

そしてベッテルはこの日、最も多く周回数をこなしており、その走行距離は2.5レース分だった。

ベッテルは最終シケインでスピンした事を除き、素晴らしい1日目となった。

■マクラーレン復活?ハースも速い

マクラーレンのカルロス・サインツは2番手タイムを叩き出して驚きを与えた。トップのベッテルからわずか0.4秒以内のタイムを出し、近年のマクラーレンとしては高いレベルでのスタートとなった。

マクラーレンは午後のセッションが始まって約1時間後、ピットレーン出口で駆動を失いピットに押し戻されていた事が少し気になるところだ。

そしてもう一人の驚きは3番手に入ったハースのロマン・グロージャンだった。4番手を目指しているだけにこちらも好調なスタートとなっただろう。

■ホンダパワー順調、アルファロメオも続く

今季からホンダパワーを搭載するレッドブルのRB15とマックス・フェルスタッペンは、トラブルフリーの4番手で初日を終えてポジティブなスタートを切った。

明日はトロロッソからトップチームのレッドブルへ移籍してきたピエール・ガスリーが走行する。

5番手はアルファロメオのキミ・ライコネンだ。ライコネンは終了5分前にグラベルに捕まりストップしてしまったが、まずまずの順位で初日を終えている。

そのアルファロメオとほぼ同タイムだったのがトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトだ。それに0.5秒差でレーシングポイントのセルジオ・ペレスが続いた。

■メルセデスとルノーは後方

昼食後に登場したのはチャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデス)とルノーへ移籍したダニエル・リカルドだ。

ハミルトンは1日を通して9番手で初のセッションを終え、リカルドはルノーR.S.19のデビューを11番手の最下位で終えた。

爽やかな日差しが降り注ぐ中、唯一走れなかったのはウィリアムズだ。ウィリアムズは火曜日も走行できないことを発表している。

初日に最高の笑顔を見せたのはベッテルだろう。明日はフェラーリ新加入のシャルル・ルクレールが走るが、笑顔も引き継げるだろうか?

■初日のタイム

■初日の使用タイヤ(C1が最もハード、C5が最もソフト)

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