マクラーレン・レーシングは、マネージング・ディレクターとして加入したアンドレアス・ザイドルが、2019年5月1日から働き始めると発表した。
ザイドルは元ポルシェLMP1チーム代表で、WEC(世界耐久選手権)やル・マン24時間レース総合優勝など数々の記録を打ち立てたチームを率いてきた実力者だ。
ザイドルは2019年1月10日(木)にマクラーレン加入を発表。その後、いつから働き始めるのかは後日発表としていた。
■実力者、アンドレアス・ザイドル
ザイドルは、ミュンヘン工科大学を卒業し、機械工学の学位を取得。2000年から2006年までBMWモータースポーツで働き、2009年までBMWザウバーのトラック・オペレーション責任者として働いていた。BMWがDTMに復帰した時はレーシングディレクターとして率いてすぐにタイトルを獲得している。
その後、ザイドルは2014年からポルシェLMP1チームを監督として率いて、2015年から2017年まで3年連続でル・マン24時間レースを制した。ポルシェは2017年限りでLMP1から撤退したが、2019年末からフォーミュラE(第6シーズン)への参戦を発表。フォーミュラEプログラムの技術開発および遂行についても、ザイドルが責任者として任命されていた。
■ザック・ブラウンCEO(マクラーレン・レーシング)
「アンドレアスが5月1日からチームに参加できることを嬉しく思う。これにより、リカバリープラン(回復計画)の勢いを継続することができる。彼をマクラーレンに迎えることを楽しみにしているよ」