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F1ロシアGPの責任者がプロモーター連合のリーダーを批判

2019年02月13日(水)16:51 pm

ロシアのF1プロモーターは、最近各国のF1プロモーターたちが結成したFOPA(F1プロモーター連合)と呼ばれるグループとは距離を置いているようだ。

現時点では全21戦のF1が開催されているが、そのうち現在のF1開催契約条件に不満を持つ16グランプリのプロモーターたちがこのFOPAに加わっていると言われている。そして最近、FOPAがF1オーナーのリバティ・メディアに対し、契約条件に改善が見られなければ自分たちはF1開催を続けられないだろうと脅しとも言えるプレッシャーをかけたことが明らかになっている。

現在、このFOPAで主導的な役割を担っているのはF1イギリスGPを開催しているシルバーストン・サーキットの代表者であるスチュアート・プリングルだと言われている。

しかし、ロシアGPのプロモーターであるセルゲイ・ボロビョフはそのプリングルのやり方を好ましく思っていないようだ。

「彼は自分自身の問題を抱えているんだ。彼はイギリスGPの責任者だが、来年の契約がない状態となっている」

ロシアの『sports.ru』にそう語ったボロビョフは次のように続けた。

「彼は大勢のプロモーターたちを集めて会議を行い、彼らは共通に抱えている問題について話し合った。だが、公式に発表された声明は奇妙なものだった。あれはFOPAのすべてのメンバーが合意したものではなかったんだ。あれは完全に予想外だったよ」

「どうやら、彼はほかのプロモーターたちの支持を得て自分の立場を強化しようとしたのだろう。だが、それはうまくいっていないよ」

ボロビョフに言わせれば、FOPAメンバーのうちその半数はプリングルのやり方を支持していないという。

「メキシコは声明を出し、彼らはFOPAの意見を支持していないことを明らかにした。それに、アゼルバイジャンは2023年まで契約を延長したし、彼らは自分たちの意見を代表するものだとされたあの公式声明に驚いてさえいたんだ」

「主にヨーロッパ地域の、ほかのプロモーターたちの多くも、自分たちは今回表明されたような立場にはないと認識しているよ」

そう語ったボロビョフは、現時点でのFOPAは組織としては「非常に弱い」ものだと次のように付け加えている。

「これは、まったく意味を持たない声明以外何の結果ももたらすことができない活動だよ」

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