ウィリアムズ・レーシングは2月11日、イギリス・グローブにある本社にて新タイトルパートナーとしてグローバルな電気通信会社である『ROKiT』との複数年契約を発表した。チーム名称は『ROKiTウィリアムズ・レーシング』となる。
『ROKiT』ブランドは、ネーミングライツに加えて、ウィリアムズ・メルセデスFW42のレーシングカー、ドライバーのレーシングスーツとヘルメット、そしてトラックサイドの全メンバーのシャツに掲示されることになる。
■ROKiTウィリアムズ・レーシング、副チーム代表クレア・ウィリアムズ
「2019年以降のタイトルパートナーとして、ROKiTをチームに迎え入れることを嬉しく思います。私たちはROKiTと多くの同じような価値観や願望を共有しています。最善を尽くすために私たちが追求しているすべての中核をなすのは、技術と革新です。それが、パートナーシップを始めるための最適なプラットフォームとなりました」。
■ROKブランド、ジョナサン・ケンドリック会長
「2019年にROKiTがローンチされることで、イノベーションのストーリーを伝えるのに役立つグローバルなプラットフォームが必要でした。ウィリアムズ・レーシングは完璧なパートナーです。
彼らと一緒に私たちは新しいそして先駆的な方法で観客にF1をもたらすことができます。私たちの専用眼鏡が必要ない3D技術と、私たちのWi-Fi機能を通して、私たちはF1をより一層アクセスしやすくすることを目指しています。
ウィリアムズ・レーシングは純粋にモーターレースのトップクラスに参戦するために存在しており、ROKiTウィリアムズ・レーシングのエキサイティングなパートナーシップは表彰台へ戻るための意欲的でエキサイティングな道の始まりであると考えています」。
■ROKiTとは
『ROKiT』は2019年3月からアメリカとイギリスで始まる新しい電話会社のブランドで、手ごろな価格で優れたスマートフォン技術、パフォーマンス、デザインを提供し、革新的なWi-Fiネットワークを設置する。
また、スマートシティの開発に国際的に取り組んでおり、現在インドの最大27都市で公衆Wi-Fiを展開し、今後3年間で他10カ国でスマートシティを構築するというビジョンを持っている。
『ROKiT』は、博愛主義者でありビジネス革新者でもあるジョン・ポール・デジョリア(お酒の「パトロン・テキーラ」、サロン業界の「ポールミッチェル」の共同創業者)とイギリスの起業家ジョナサン・ケンドリックにより設立され、技術革新、エンジニアリング、モータースポーツに対する個人的な情熱が、『ROKiT』の原動力だ。
『ROKiT』共同創業者ケンドリックのF1とウィリアムズとの密接な提携は、イギリス・ウルヴァーハンプトンにあるグッドイヤーレーシングで17歳から始まっている。
ケンドリックはウィリアムズのトラックサイドチームの一員として、ブエノスアイレスで開催された1978年F1アルゼンチンGPでアラン・ジョーンズのレースカーのタイヤを設計していた。
またビジネスキャリアは、当時知られていなかったヨコハマタイヤ・ブランドのヨーロッパの権利を確保することによってビジネスキャリアをスタートさせ、成功させた後にヨコハマタイヤに売却している。