日産とニスモは9日、2019年のモータースポーツ活動を発表した。
ワークス活動としてはフォーミュラEとSUPER GT、カスタマーレーシングプログラムとしてはFIA GT3規格のレースカーやLMP3、DPi等へのエンジン供給をする。
■FIAフォーミュラE選手権
日産は日本メーカーとして初めて、昨年12月に開幕したFIAフォーミュラE選手権(シーズン5、全13戦)に、参戦を開始した。
フォーミュラEでチャンピオン獲得実績を持つe.damsと、30年以上のモータースポーツの知見があるニスモが組んで参戦している。
日産は参戦わずか3戦目のサンティアゴ(チリ)戦でドライバーのセバスチャン・ブエミによって初のポールポジションを獲得した。
次戦、2月16日にメキシコシティ(メキシコ)で開催される。
【日産e.dams】
ドライバー:セバスチャン・ブエミ/オリバー・ローランド
リザーブ兼テストドライバー:高星明誠
公式シミュレータードライバー:ヤン・マーデンボロー
■SUPER GT GT500
SUPER GT GT500クラスではシリーズチャンピオン奪還を目指す。
本山哲はGT500を引退し、エグゼクティブアドバイザーとして日産系チームのチャンピオン奪還に尽力する。
長谷見昌弘はGT500チーム監督を退任して、ニスモ名誉顧問となる。
車番/チーム/監督/ドライバー/車名/タイヤ
23号車/NISMO/監督:鈴木豊/松田次生、ロニー・クインタレッリ/MOTUL AUTECH GT-R/ミシュラン
3号車/NDDP RACING with B-MAX/監督:田中利和/平手晃平、フレデリック・マコヴィッキ/CRAFTSPORTS MOTUL GT-R/ミシュラン
12号車/TEAM IMPUL/監督:星野一義/佐々木大樹、ジェームス・ロシター/カルソニック IMPUL GT-R/ブリヂストン
24号車/KONDO RACING/監督:近藤真彦 高星明誠、ヤン・マーデンボロー/未発表/ヨコハマ
■SUPER GT GT300
車番/チーム/監督/ドライバー/車名/タイヤ
10号車/GAINER/監督:藤井一三/星野一樹、石川京侍/GAINER TANAX triple a GT-R/ヨコハマ
11号車/GAINER/監督:藤井一三/平中克幸、安田裕信/GAINER TANAX GT-R/ダンロップ
56号車/KONDO RACING/監督:近藤真彦/平峰一貴、サッシャ・フェネストラズ/リアライズ 日産自動車大学校 GT-R/ヨコハマ
■インターコンチネンタルGTチャレンジ
インターコンチネンタルGTチャレンジは、バサースト12時間(オーストラリア)、カリフォルニア8時間(ラグナセカ/米)、スパ24時間(ベルギー)、鈴鹿10時間(日本)、キャラミ9時間(南アフリカ)で構成されており、KCMGが2台のNISSAN GT-R NISMO GT3(18年モデル)で出場する。
千代勝正と松田次生が他のドライバーとともに出場する。
■ニュルブルクリンク24時間レース
KCMGから2台、KONDO RACINGから1台のNISSAN GT-R NISMO GT3(18年モデル)がニュルブルクリンク24時間レース(ドイツ、6月22日~23日)に参戦する。
KONDO RACINGは、松田次生、高星明誠、藤井誠暢、トム・コロネルを起用する。