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ミック・シューマッハは名前だけで速くなれるわけではないとマネジャー

2019年02月08日(金)11:01 am

昨年ザウバーからF1デビューを飾ったばかりのシャルル・ルクレールが、わずか2シーズン目にしてフェラーリのシートを獲得したことに驚いたF1関係者やファンも少なくなかったはずだ。

モナコ出身の21歳のルクレールはフェラーリの若手ドライバー育成プログラムである“アカデミー”に所属していたドライバーであり、いわばF1のエリート街道を順調に歩んでいるとも言えるだろう。

今季はやはりアカデミードライバーのアントニオ・ジョビナッツィもザウバーのフルタイムドライバーに指名されており、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのステイタスがこれまで以上に高まっていくことが予想されている。

そのアカデミーに今年加わったのが、かつてフェラーリに黄金期をもたらしたミハエル・シューマッハの息子である19歳のミック・シューマッハだ。

そして、ルクレールのマネジャーを務めるニコラ・トッドがミックのマネジャーとなったことも明らかとなっている。

現FIA(国際自動車連盟)会長であり、かつてミハエル・シューマッハとともにフェラーリを常勝チームに築き上げた元チーム代表ジャン・トッドの息子であるニコラ・トッドはイタリアの『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』に次のように語っている。

「フェラーリは若い人材に投資することに意味があることを理解していたんだ。そして今、彼らはその報酬を得始めている」

「これまでルクレール、(ダニール)クビアト、そして(フェリペ)マッサと一緒にやってきたが、ミックに関しても同じ役割を果たすことになりそうだよ」

「フェラーリにミックがいるというのは特別な物語なんだ。シューマッハを知っているかと世界中の誰に聞いても、みんな答えることができる。その名前がフェラーリという語と組み合わされるならば、それは本当に特別なものになる」

「ミックがF1にあがれば、それは彼の家族だけでなく、スポーツやフェラーリ、そしてファンにとってもものすごく素晴らしいことだろうね」

だがニコラ・トッドは、そのためにはミックが自分自身でその道を切り開く必要があると次のように付け加えた。

「ミハエルへの愛情により、期待が大きく膨らむだろう。だが、名前だけで彼(ミック)が速くなれるわけじゃない。彼は自分自身で未来を築き上げていかなくてはならないんだ」

2018年にヨーロッパF3チャンピオンとなったミックは、今年はF1直下のカテゴリーであるF2シリーズで戦うことになっている。

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